Jan 04, 2017

商事始め式社長挨拶

1月4日に行われた当社商事始め式における社長:水島健二の挨拶です。

 

明けましておめでとうございます。

まずは、世界各国・各地域で尽力している郵船ロジスティクスグループの皆さんと2017年を迎えることが出来ましたことに感謝したいと思います。さて、年頭に当たり一言ご挨拶申し上げます。

 

<2016年の振り返り>

 2016年の世界経済は総じて不透明感が継続した年になりました。

日本では消費が低迷し景気回復は限定的なものとなり、英国の欧州連合(EU)離脱、米国の大統領選などサプライズとなった出来事や新興国の経済減速、為替の急激な変動などが見られました。

当社グループは中期経営計画で掲げる販売拡大に取り組み、海上事業、航空事業共にアジア発を中心に順調に取り扱いが伸長しましたが、損益では日本発をはじめとして航空事業が厳しい環境で推移しました。ロジスティクス事業は投資を継続していきましたが、一部地域において成長鈍化による影響が見られました。

<中期経営計画>

 中期経営計画「GO FORWARD, Yusen Logistics ―Next Challenges―」もいよいよ最後の仕上げの段階に入りました。基本戦略として持続的成長を目指し、戦略的投資、業務改革、成長戦略に取り組んできました。中でも成長戦略の枠組みの中で取り組んできたボリューム拡大では一定の成果を出すことが出来たといえるでしょう。海上事業では仕入先船会社から当社を見る見方が変わったと実感しています。これは一つの大きな成果です。各国・各地域で奮闘努力してくれた皆さんのおかげです。ここに感謝の意を表したいと思います。

ロジスティクス事業では各地で付加価値のあるサービスの充実を図りました。今年は既に発表している通り、メキシコのバヒオやミャンマーのティラワに新しい多機能物流施設が完成します。これらを含む当社の海外物流施設を機能的に活用しあらゆるお客様の高度なニーズにお応えすべく、引き続き充実したサービスを提供していきたいと考えています。

<2017年に向けて>

 今年の干支は酉(とり)です。漢字の「酒」に用いられているように、収穫した作物から「抽出する」という意味や「実り」、つまり成熟した状態を意味し、商売にとっては縁起が良いといわれています。

まさに、当社は今期、現中期経営計画「GO FORWARD, Yusen Logistics ―Next Challenges―」の最後の仕上げの段階を迎え、実りの時期に入ります。この3年間で培った成果は基盤強化につながり、更なる飛躍への発射台になったといえます。

 今年は新中期経営計画を発表する予定です。現在、議論を重ねているところではありますが、これまで取り組んできた基本戦略の方向性は維持していきます。中期経営計画の定性的・定量的な目標は容易なものではありません。事業環境が変われば更に難しくなりますが、柔軟に対応し目指すべき方向を見据えて取り組んでいきましょう。

当社はこの1年、中長期的な視点を持って当社のあるべき姿を考えてきました。この取り組みの結果の一つとして春には新しいVision、Mission、Valuesを含むBrand Platformを発表出来る見込みです。日々の事業活動を通してお客様や社会の課題に対して真摯に取り込むことで、当社が新しい企業価値を創造していくと同時に従業員一人ひとりが郵船ロジスティクスグループの一員であることに誇りを持てるものにしたいと思います。市場や社会との深いつながりを考え提案していくことで郵船ロジスティクスのブランド価値を高め、当社を選んでいただけるようにすることが当社の発展にも結び付くと考えています。皆さんにはぜひ、私達の行動原理となる”YL Brand Platform”を十分に理解し、一丸となって新しい郵船ロジスティクスを創り上げていただきたいと思います。

<法令遵守>

 法令遵守に関しては皆さんも認識していると思いますが、認識しているからこそ改めて足元を確認してください。ほんのちょっとした誤解や過ちが当社グループの経営の根底を揺るがす重大なリスクとなることもあります。コンプライアンス違反は、財政上の損失にとどまらず、ブランドを毀損し、関わった個人だけではなく全従業員に対しても大きなダメージを与えます。その結果、全てのステークホルダーの信頼を損ない、企業価値の低下を招くという重大性を十分に理解して、公正・誠実な事業活動をされることをお願いします。

<結び>

 最後に、企業が永続的に成長するにはコンプライアンスを遵守し、社会と共に歩むことが必須です。高い倫理観を持ってイノベーションを起こすことにチャレンジすることで、会社を発展させていくことが出来ます。郵船ロジスティクスは物流事業を介して持続的に価値ある未来を創造し、真のグローバル総合物流企業として飛躍していきたいと思います。

 郵船ロジスティクスグループの皆さんとそのご家族が有意義な1年となりますことを心より祈念し、私の新年の挨拶といたします。